山マニュアル

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YAMA

Yama Manual


山に行くときのQ&Aマニュアル

基本的な考え方

子供の頃を思い出して下さい。特別な洋服や道具を持っていたでしょうか?そうなんです。普段着で遊んでいました。だから、小学校の遠足のような格好や荷物で良いというのが基本スタンスです。専用の道具がなければいけない場所ではありません。僕は気軽にユニクロのウェアで登っています。
 
自然に対する心構えとしては、「足跡以外は何も残さない」が基本です。ゴミは持ち帰ることです。自然という美しいものを美しいままにしておくこと。そして元気に家に帰ることが最も重要です。

どんなウェアがオススメですか?

ウェアは動きやすく乾きやすい服装が良いです。そして素材は化繊のウェアをオススメしています。
 
素材は綿でも良いのですが、濡れると乾かず重くなりしかも肌触りが不快です。なので化繊のウェアをオススメしています。なんといっても乾きやすいという特徴があります。天然素材ではメリノウールが高機能で快適です。ちょっと高いです。
 
ここからウェアについて熱く解説をしているので、興味がない人は読み飛ばしてください。
 
コスパ重視でいうとユニクロが優秀です。エアリズム、ドライ系のスポーツウェアが使いやすい。僕自身はユニクロが好きで使っています。気兼ねなく使えるので破れてもへっちゃらで、よりワンパクになれると思っています。ユニクロで注意をすることは、ヒートテックは避けるということ。ヒートテックは汗などの湿気を熱に変える仕組みで暖かくなるウェアです。運動で汗をかくとむちゃくちゃ暑いです。そして、乾きづらいと言われています。ヒートテックは、じっとしている時に役立つウェアです。
 
例えば、夏の高尾山に登る時のユニクロコーデは、こんな感じです。
 

夏のユニクロコーデ

冬の高尾山に登る時のユニクロコーデは、こんな感じです。

冬のユニクロコーデ

夏と冬の違いは寒さ対策です。登っている時にはなるべく汗をかかないように薄着で、休んでいる時には体が冷えないように厚着をするという工夫をしています。具体的には休む時にダウンを着込んだりしています。
 
ワークマンもワークマンプラスというアウトドアブランドを立ち上げています。キャンプ系が中心ですが、ハイキングでも使えます。ワークマンの特徴も高機能で安価であることです。ただ、僕自身は使っていないのでよくわかりません。
 
登山系のブランドでは、モンベルが優秀です。お手頃な値段で機能性の高い商品を展開しています。アウトドアを本格的にやり始めようという人には気軽なブランド。普段でも機能的なウェアなのでオススメです。僕もモンベルは使っています。迷ったらモンベルです。

 

ハイブランド、ガレージブランドの服は好みです。好きなブランドを買うと良いかと思います。自分が好きな世界観を持っているブランドと出会えたら幸せです。僕は、和の意匠と最新素材のコンセプトで作っているAXESQUINの凌シリーズにはまっています。

凌コーデ

お気に入りのウェアを着ると気分が上がりますね。


どんな靴がいいですか?

運動靴、つまりスニーカーで大丈夫です。履き慣れたものがオススメです。
 
スニーカーで大丈夫というのには理由があります。子供の頃学校の遠足で山に行ったことがあるのではないかと。その時に靴はどんなものを履いていたでしょうか?きっと普段履いている運動靴だったと思うのです。それで大丈夫なのです。ただしお洒落用のスニーカーよりもスポーツ用のが良いかと思います。
 
では、ベストは何かといえば、トレランシューズ(トレールランニング用シューズ)です。足底のパターンが土の道でも滑りずらいので使いやすいです。オススメのポイントはもうひとつあって軽いということ。登山靴は重いしギブスのようで歩きづらい側面を持っています。しかも本格的なものは3000m以上で活躍するモデルばかりです。僕自身は登山道があるところなら高地でもトレランシューズが一番使いやすいと思っています。
 
登山靴も良いとは思いますが、機能が高すぎる感じがしています。森林限界を超えるような登山では本格的な登山靴は役立ちますが、低山では重いなどのデメリットが目立ちます。
 
トレランシューズも登山靴も専門店で足を実際に見てもらって購入するのをオススメします。デザインよりも自分にあった靴を選ぶことが一番重要です。お店や店員さんとの相性もありますので信頼できなければ買わずにお店を変えても良いと思います。同時に靴にあうソックスも購入して試し履きをしましょう。好きなメーカーよりも自分の足に合う靴を選ぶことが大切です。


歩くペースはどれくらいですか?

話をしながら登れるペースです。これが登山で一番良いペースだと言われています。
 
呼吸がゼーゼーハーハーしてしまうのは、歩くペースが早すぎます。景色や草木を楽しみながら楽しく会話しながら登ることをオススメしています。そして、できる限り止まらないで歩き続けると疲れづらいです。
 
ちなみにこのペースで歩くことはダイエット効果一番高いとされています。
 
汗をなるべくかかないようにすることも大切です。汗冷えしないことが登山では大切です。登る時には薄着でちょっと寒いくらいが歩き始めるとちょうどよくなります。暑いと思ったらすぐに調整しましょう。
 
夏など暑い時期には汗をかくのは仕方がないので、水分や塩分をとるようにしましょう。
 
体力に自信がないと相談されますが、還暦を過ぎた人でも歩けました。高尾山に登れる体力がある人は全く問題ありません。


雨対策はどうしたらいいですか?

低山での最強の雨具は傘です。折り畳みの傘で十分です。
 
オススメを聞かれたら、モンベルの「トレッキング・アンブレラ」が優秀だと答えます。
 
レインウェアがあればお持ちになると安心です。
 
登山を始める時にお金をかけて選ぶと良いのが、靴とレインウェアです。レインウェアが欲しい時にはゴアテックスを使ったモデルが無難です。低山ですと通気性の良いレインウェアを選ぶという選択肢もあります。例えばポンチョは使いやすいです。


トイレは、どうしたらいいですか?

ハンモックフルネスで行くような場所にはトイレはありません。駅にトイレがありますので、そこを利用して下さい。
 
では、山の中でトイレに行きたくなったらどうするのか?
 
どこでもトイレです。ただしマナーと注意があります。基本的な考え方として、自然は元の状態にして帰るということ。特に使う紙には要注意。白い紙が自然界の中では目立って景観を乱します。使った紙は燃して埋めるか持ち帰ります。持ち帰る時には犬の散歩用の袋が便利です。ジップロックなどの密閉ができる袋も良いでしょう。大便をする時には、小さく穴を掘って用を足し埋めるか、した後に土や落ち葉などをかけて自然に帰るように促します。川の近くではしないことも大切です。最低でも15mは離れるのが基本。川の水は飲み水にもなるので要注意です。
 
場所も大切です。道から外れて用を足すかと思いますが、これで遭難ししたり滑落して事故になる場合もあります。脇道にそれる時には前を見るだけでなく後ろを振り返って、どうやって帰るか確認しながら歩くと良いです。山では行きと帰りの景色がまるっきり違うことがよくありますから。一声かけてトイレに行って下さい。
 
山でのトイレ事情は様々な説がありますが、自分も他人も気持ちよく自然の中で遊ぶにはどうしたら良いのかを考えると良いでしょう。


食器は必要ですか?

お弁当持参の場合は必要ありません。自分の食事合わせたものがあれば良いかと思います。
 
ご飯や飲み物をシェアする場合は、食器は自分の物を持ちましょう。食器とはカップとお箸やスプーンなどのこと。100均のもので充分です。
 
コーヒーをシェアする時に必要なのはカップです。
 
オススメはシェラカップ。320mlくらいのサイズがオススメ。素材はステンレスとチタンがあります。ステンレスは安価/チタンは高価、ステンレスは重い/チタンは軽いという特徴があります。最初のシェラカップはステンレスが良いと思います。
 
100均ではプラスティックのシェラカップもあったり。様々な食器を選ぶのも良いですね。
 
箸、スプーン、フォークもアウトドア用のがあります。これは一長一短であるので何に使うかでベストが変わります。最強なのは割り箸だと思っています。忘れても枝で箸は作れます。


水はどれくらい持っていきますか?

水はお茶やコーヒーではなくて、水がオススメです。水筒はどんなものでも大丈夫。ペットボトルの水で良いのです。どのくらいの量を持てばいいのかは個人差があります。
 
多くの人がペットボトル(500ml)1本か2本を持って行っています。
 
僕の場合、夏は1日で約2リットル、冬で1リットル飲みます。これは何回か山に登って統計をとっています。それに調理をする時の水を合わせて持つことが多いです。なので2〜3リットル持つことが多いですね。途中で水場があるのかなどの条件で変わります。


具合が悪くなりました。どうしたらいいですか?

なるべく早く教えて下さい。救急用のちょっとした薬、絆創膏、テーピングは持って歩いています。健康第一ですのでがまんをしないで下さい。


体力もないし、山の経験がないのですが、大丈夫ですか?

大丈夫だと思います。不安があればご相談下さい。
 
今ままでの参加者の中には、登山初経験・運動習慣なし・65歳女性の方もいましたが十分に楽しめたそうです。


焚き火は必要ですか?

焚き火は暖をとったり、調理をしたり、火を囲んでいると安心があります。人間のDNAに刻まれている本能的なものだからでしょうか。
 
基本的に初心者の焚き火はオススメできません。誰かに教えてもらってからすることが良いかと思います。
 
特に直火での焚き火はマナーとしてダメです。自然へのダメージが大きいからです。もし焚き火をやる時にはウッドストーブと呼ばれる火器を使用します。山で使うストーブの燃料は、ガソリン、灯油、ガス、アルコールが一般的です。燃料に木を使うストーブがウッドストーブです。ただウッドストーブも他者がいる場所ではマナーとして使うことはありません。そんな時はガスやアルコール燃料のものを使います。
 
焚き火をする時にも、頭上を見て枯れ木でないことを確認します。頭上にある枯れ木に燃え移ったら山火事必須です。焚き火周辺の燃えやすいものも整理することが大切です。
 
忘れてはいけないのが後始末。できるだけ灰になるまで燃やすのが基本。燃え残った炭を放置することはマナー違反。炭はダイヤモンドと同じ分子構造なので自然には返りません。持ち帰って次回の時に使います。灰に関しては持ち帰るのを推奨する人もいますが、僕は灰は土と混ぜて処理します。灰は土に帰って肥料になります。焚き火をした場合も、来た時よりもキレイにして帰るという方針から痕跡は残さないようにしましょう。
 
安全で楽しい焚き火講座も予定していますのでお楽しみに。


ハンモックのオススメは何ですか?

ハンモックは登山用のものがオススメです。
入門用としてexpedのTravelHammock Kitがオススメ。寝心地・使いやすさ・値段のバランスがとても良いです。ハンモックがあれば、イスにもベッドにもなります。自然の中でのハンモック体験の心地よさは最高です。
ハンモックフルネスで使うハンモックはこれです。


もっと山にいきたくなったら何を買えばいいですか?

お金をかけて揃えたい装備は以下の3つ

  1. 雨具
  2. バックパック

です。
 
特に雨具は良いものを買っておくと良いかと思います。素材はゴアテックスがオススメです。定番はモンベルのストームクルーザーです。
 
靴はお店で足を見てもらって買うことをオススメします。特定ブランドのお店よりも各種メーカーを扱っている専門店での買い物が良いかと思います。
例えば、ICI石井スポーツ、アートスポーツなどがオススメです。モンベルのお店にはモンベルの靴しかないので、初めての人はモンベル以外で靴を履いてみて、モンベルが好きならモンベルでも履いてみるのが良いかと思います。自分の感覚を信頼して下さい。
 
きっとお店では登山靴をオススメされると思いますが、僕は登山用のハイカットのガッチリした靴よりもトレランシューズ(トレールランニングシューズ)をオススメしています。普段の生活の延長に山があるのが僕の考え方なので、普段履いている靴に近い方が良いと思っています。
 
バックパックは実際に背負ってからの購入が良いでしょう。意外と癖があります。背負心地が良い物がやっぱり良いです。メジャーなブランドからガレージブランドまで様々な考え方で作られているので、自分の使用目的にあったバックパックを選ぶ楽しみがあります。これも登山専門店で様々なメーカーのものを背負うことをオススメします。メーカーにより癖がありますので。


女性の疑問について

僕自身は男性なのでわからないこと多いのです。なのでWomans PEAKS 2022などの雑誌を参考にして下さい。この中の特集記事「わたしたちの生理のはなし」のコピーはこちらにあるのでダウンロードしてご覧下さい。


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