SAWA
Sawa Manual
沢歩きステップアップ
基本的な考え方
沢歩きを本格的にやりたい人のためのマニュアル。
沢歩きは総合力が必要な遊びであり、道具、体力、技術の3つが必要になります。特に道具は体力と技術面をカバーしてくれます。
靴を沢用のものを
沢靴が必要です。普通のスニーカーは滑ります。沢専用の靴を履いている人に聞いてみると、全く滑らないのでレベルアップできた感じがすると言っています。高尾、五日市、奥多摩の沢ならば、ゴム底の沢履がオススメです。
例えばモンベルならば、、、、サワタビ(ゴム底)、サワーシューズ(フエルト)が良いのではないでしょうか?
僕自身はトレランシューズでどこまでいけるのか試しています。今のところ使える子だと確信しています。これはマニアのしていることなのでオススメしません。ちなみに昔は地下足袋に草鞋スタイルで沢を登っていました。
濡れても寒くないウェア
真夏といえども沢の水は冷たいです。長く入っていると低体温症になる可能性があります。特に風が吹いていると体温が奪われていきます。
怖いのは低体温症。これは動けなくなっちゃうので、本当にヤバいのです。寒さを感じたら周りの人たちに言い対策をすることが重要です。また、そうならないように用意をしておくことはとても重要です。
アウトドアのウェアの基本は、綿や麻の素材は乾きづらいので、化繊やウールの素材のものを着ます。
レインウェアを着て、風を通さないようにすることで、寒さ対策ができます。ゴアテックスなどのアウトドアの雨具から、コンビニや100均のレインコートなども活用できます。
ここまではあくまでの基本。
積極的に濡れたい人はさらなる対策が必要です。
沢用のウェアはファイントラックがオススメです。アンダーウェアをドライレイヤーにすれば比較的暖かくなります。僕はこのサイトのBASICを着ています。様々なアウトドアシーンで使うために汎用性を高めるためです。サイトを見るとWARMが良さそうですね。僕が買った時にはまだありませんでした。
ファイントラックのウェアに関してはこのサイトが詳しいです。ここまで対策すれば春から秋まで沢を楽しめるかと思います。
https://www.finetrack.com/layering/water/climb/
さらに暖かさを求めるならば、ウェットスーツを着ると暖かいです。
寒さに関しては個人差がとても大きいです。特に寒がりな人は対策をすることをオススメします。
ヘルメット
安全対策にヘルメットがあると安心です。
落石や滑落から頭を守るためにもヘルメットの着用をオススメします。登山用のであればどれでも良いかと思います。
工事現場の用のヘルメットは機能は落ちますが、なんとか使えるレベルです。
ライフジャケット
泳ぎ沢ではライフジャケットが必須です。最近は川で遊び人たちへ、ライフジャケットを着ることが推奨されています。
釜のある滝などを泳いで取り付くにはライフジャケットがあると安心。なぜなら、滝壺などの水流は複雑で危険を伴うから。
泳ぐ人が苦手な人もライフジャケットがあると積極的に沢への挑戦がしやすいかと思います。
体力
最低限でも、高尾山を往復する余裕な体力があると良いです。
僕が山を登っていて感じるのは、月1回登ることで体力が維持される。月に2回以上だと体力が上がっていく。逆に1回未満だと体力が落ちていくと感じます。なので毎月、山を歩けるくらい体力をアップしましょう。
普段から筋トレ、有酸素運動やストレッチをすることも効果的です。
技術
沢を歩く技術も必要です。
そのトレーニングは、実際に山を登って不整地を歩くことで技術力が上がっていきます。自然の中を歩くという経験値をあげることが大切になります。
「はじめての沢歩き」に何回もリピートしてくれている方を見ていると、歩き方などレベルアップしています。経験を積むことの重要性を感じています。
滝を登ったりする時の基本は3点支持です。手が2つ、足が2つで、この4つを岩に固定することができます。これが一番安定した状態。そこから1つだけを動かすというのが3点支持です。これが安定した登り方と言われています。
岩を登る技術を磨くトレーニングには、ボルダリングがとても役に立ちます。
わからないことがあれば・・・
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